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【ジーンズの裾上げに関するアレコレ】A.P.C. PETIT STANDARD 裾上げ…いかにして行われたか

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裾上げはいつするのがいいか

デニムヘッズの間では、日々語られており様々な通説が流れる、ジーンズの裾上げをどうするか問題。

 

リジッドジーンズは糊を落とし、洗濯をすると大きく縮んでしまう。

しっかりリジッドのまま穿き込み、いい感じになったジーンズの糊落としをしたら想像以上に縮んでしまってツンツルテンになっちゃった...というのは避けたい事態だ。

なので、基本的にジーンズはファーストウォッシュまでは裾上げをせず穿くというのがフェイズの中では一般的だ。

最初は折り返して穿いて、洗って縮んだら適切に裾上げしてもらうという感じだね。

 

普通のレプリカジーンズであれば、最初に糊落としをしてしまうのがいいだろう。リジッドジーンズといってもブランドやアイテムごとに生地の縮み率は大きく異る。リジッドから穿いていくのは、それが把握できるようになってからが好ましい。

 

一方でNoodie JeansやA.P.C.ではジーンズをリジッドから穿き、余り洗わないで、穿いていくうちにできるシワに沿ったコントラストのキツイ色落ちを出すのを推奨している。半年も穿けば、全く縮まなくなるとも聞く。そのため、洗濯してもあまり大きくは縮まず、リジッドから穿いても裾やアタリがズレにくい。難しいことを考えなくても、最初から素直に裾上げして、素直に穿けばいい。

 

 

 

【追記文】

A.P.C.のジーンズはそもそもあまり縮まないと言われているが、リーバイスなどが「縮めてフィットさせる」というシュリンクトゥフィット方式だったのに対し、

A.P.C.は「穿いて伸ばすことでフィットする」という感覚だ。

 

これは実際に数ヶ月穿いてみた感じから。買った当初は穿くのにも一苦労だったのが、今では簡単に足を通せてボタンをかけることができる。

また、生地の織り具合を防縮加工なしの他のジーンズと比較してみるとプチスタンダードはとにかく目が細かい。

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ゆるい生地を洗って縮めるというよりもキツい生地を穿きながら伸ばしていく感じだ。

 

 

裾上げはどう行うのがいいか

しかし、プチスタを毎日穿いていていい加減裾のモタツキが邪魔になってきた。

 

足元は軽い方がいい。オシャレは我慢と言うが、俺はオシャレをしているつもりはサラサラ無いので我慢なんかしたくない。ストレスがかかったり気を使わなければいけない服は本来好きではない。

 

また単純に「とにかく穿いていたい」という強い欲求がある。裾上げをしてもらうちょっとの時間も惜しかったのだ。裾上げを自分で・自宅で行えば、「待っている」時間は最小限まで短縮できる。バカだから目先の欲求に勝てなかったのだ。

 

裾直しを業者に頼む

裾上げまでの時間を我慢できる賢い人達は以下のところにお願いするのがいいかな。

 

A.P.C. STORE

パンツの裾直しに限り、対象店舗で無料にて承ります。セール品は除く。
商品出荷時に同梱のお買い上げ明細書と商品をご持参の上、店舗へご来店ください。

直営店では、無料でシングルステッチ仕上げの裾直しができる。最初にしてもらえばよかった。

 

【楽天市場】JEANS(ジーンズ) > ジーンズ 裾上げ:洋服リフォーム【STITCH&STITCH】

マジックミシン

ジーンズのチェーンステッチ裾上げ | denim bridge

洋服リフォーム、お直し専門店などは裾直しの折り返し幅や縫い代まで細かい注文も可能。ユニオンスペシャルでのチェーンステッチもできる。すごい。

 

あとは、流行り…というか一部の”オシャレな”人がやっている、オーバーサイズのジーンズの裾を長〜く捲り上げて履くスタイル、そもそも奇を衒うだけのしょーもない遊び、ジーンズへの冒涜、ブーツまで買うお金がない、フェイク、などその他、が鼻についたのでそろそろ裾上げしようかなという気になってきたというのがある。

 

諸々の理由で、ジーンズの裾上げを自分で行った。

以下はその記録だ。

 

自宅でジーンズを裾上げする方法 

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まち針で裾の位置を決めていく。ジャストよりは長めに。なぜなら失敗しても取り返しがつくから。長いものを短くすることはできるが、短いものを長くすることはできない。

裾をめくり返すのはギリ我慢するとして、セルビッジじゃないのは一体なんなのか。奇抜なことをして目立つしか能がないモデルの真似を廉価ジーンズでするダサいフォロワー、終わっている世界。

 

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まち針の位置からみて2回折り返すところに線を引く。ここで切る。

 

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右も同じだけ。切る。

 

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2回折り込んでオリジナルの裾幅になるよう合わせていく。

 

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折る。厚くなるので最初は少し浅めに折る。

 

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アイロンで折り目をつける。 

 

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2回折り込む。デニム地が重なる部分はハンマーで叩くとミシンが通りやすいが今回は面倒だったので叩いていない。つまり叩かなくてもやれる。(叩くことを推奨します)

 

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ミシンで縫っていきます。切った裾をよく見て幅などコピーするように。ミシンはデニム針を使用しないと折れる。裁縫屋さんに言ってデニム針とデニム地用のステッチをくださいと言うと買える。細かい番手や下糸上糸の太さの違いなどは面倒なので気にしない。

 

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大部分はデニム地3枚重ねだが、セルビッジ部は2×3で6枚重ねなので、ミシンを止め、手回しでやる。

 

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内側重ね部は4×3で12枚重ねなので、手動縫いに加え、引っ張るか押すかなどして生地を送ってやるなどの工夫がいる。ここをハンマーで叩くと多少楽になる。今回は面倒だったので叩いていない。つまり叩かなくてもやれる。(叩くことを強く推奨します)

 

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できる。

 

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下がオリジナルで上が今回縫ったもの。

 

 

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快適そのものである。

 

チェーンステッチ?シングルステッチ?

A.P.C.ジーンズの裾はそもそもがシングルステッチ仕上げなため、家庭用ミシンでも違和感なく裾上げできる。

 

A.P.C.やヌーディジーンズはリジッドの状態で長く穿くこと、なるべく洗わないことが推奨されている。そういうふうに洗濯回数が少ないジーンズにはセルビッジのデコボコや縫い代のデコボコ(キャタピラとかブリブリとか呼ばれているアレ)などは出にくい。

洗濯→乾燥を繰り返し、デニム生地が伸縮を繰り返してよれていく過程でつく色落ちだからだ。洗濯をしなければそもそも生地の伸縮が起こらない。

 

なので、そういったデニム生地の伸縮を利用するアジのある色落ちはA.P.C.やヌーディのジーンズでは起こりにくく、アジ重視の色落ちのための加工もそれほど必要ないんじゃないか...と思うのである。 

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これは手持ちの別のジーンズ。月イチくらいの頻度で洗濯をすれば、写真のようにアタリが斜めに走る。

 

もしこういったアジのある色落ちにしたい場合、及びあなたのジーンズがヴィンテージ・レプリカ系でチェーンステッチの場合はこちら。

 

item.rakuten.co.jp

 

1950年代の古き良きアメリカンワークウェアの雰囲気をたった753,840円で再現できる。オススメです。