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無塩せきガソリン

アンチスタイルスタイル

ブラシ信者

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掃除やメンテナンスには主義主張が各人ごとにあり、さながら宗教のようであると俺は思っている。前職の上司は濡れ雑巾による拭き掃除に並々ならぬ信用をおいており「ホウキで掃いただけじゃ隅々の汚れまで落ちない!ホウキで済ませようとするやつは怠け者!掃除をしているというポーズを取っているだけ!」などたまに思い出したように怒り始めるので非常に難儀した。俺は怠け者でありかつ職場での掃除は完全にポーズだったため彼の言うことは間違ってはいないのだが、そういう過激主義には「肩の力抜けや」とうんざりしてしまうのもまた事実だ。

 

そういう意味では俺はブラシ信者であり、掃き掃除・ブラッシングによる日常的なクリーニングこそ労力と清潔のバランスが取れていると考えている。いちいち雑巾を絞ったり掃除機を引っ張り出してくるという掃除までのプロセスもないので毎日継続でき、結果対象の物や空間は常にそこそこ清潔に保たれる。

 

スニーカーもブーツも革靴もメンテナンスは大体、消臭スプレー→ブラッシングのみであり、悪路を歩いたときに赤色のナイロンブラシで靴のドロを落としてやるくらいである。クリーナーでの汚れ落とし、オイル等の栄養剤、ウォータープルーフは月一くらい。やりすぎてもいけないし、全くやらないのもいけない。

 

服も、洗濯しない・出来ないものに関してはサッとブラッシングをしてやるだけでシワやくたびれ具合はかなり改善される。スーツやスラックスは言わずもがな、ジーンズやコート、ジャケットなんかはシーズンのメンテナンスはブラッシングをするくらいである。洗濯をするのはシーズンが終わってから。

 

これはもう感覚の問題で共感できない人は全くできないだろうが、やはり細かい隙間に入り込んだ汚れを掻き出すだけのブラッシングが好きだ。「くたびれている<アジがある<洗いすぎ」のアジの部分を引き出す最良の方法だと思う。新品でハリのあるモノは良い。しかしその良さはハレの良さであり全てはケになっていく。ケでもアガるプロダクトは質がよく丈夫でアジがなければならない。気を使いすぎるとブーツはピッカピカのエナメル状になりジーンズは真っ白アイスブルーになり床は漂白されたような気の休まらないものになる。やりすぎはだめ、やらないのもだめ。ブラッシングくらいの低いテンションで無意識にケアしていればいいと思う。

よくわからないジャケットと田舎に適したスタイル

TPO的にコンビニに行くためにドレスアップするのは間違いである。しかし部屋着のまま外出するのは微妙に気が引ける。デカくて安いジャージ…もといオーバーサイズのスポーツミックスで可能な外出先はドンキだけである。同じようにちょっとスケボーに繰り出すときなんかもバッチリキメていくのはポーザーという名誉な称号を得ることができるため避けたいところ。スキーや登山の道中・帰路のTPOも同様に難しく、スキーウェアを着てルンルンなのも、ジャケットですましているのもなんか違う。抜くべきところでキメているのは不自然なのだ。

 

cte26533.hatenablog.com

 

heapsmag.com

 

 

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ちょうどいいジャケット。ちょうどいいダサさ。汚れても気にしない。破れても凹まない。ナイロン、ポリエステル。科学繊維の安衣料。

 

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前職のときに配給されたんですって。ワッペンで隠しましょう。

 

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化学繊維なのでアイロン直でいくときっと溶ける。今回直は避ける。

 

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十数秒でワッペン裏の糊が溶け出し、付着します。家で一番薄いタオルを使用。

 

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押し付けるなどするがなかなかうまくいかない

 

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Lazarus A.D. - Wikipedia

www.youtube.com

 

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再度熱する。執拗に…

アイロンを撫でるようにスライドさせるのは良くないらしく、ハンコを押すように乗せた位置を変えずになんとなく様々な方向に体重をかけてやる。

 

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今度は付着しました。かなり目立つが会社の刺繍は隠せているのでノルマクリア。

すごくいいダサさ。裏地が赤色なのも、クラシックなカーディーラー風でサイコーにダサい。

 

この、「抜くべきところでキメている」問題は根深く、例えば日本の田舎の地方都市、殺風景な駅前、歩行者の大半は中年及び高齢者、郊外の個室居酒屋、外れにひっそりと佇むサードウェーブ系カフェ、人口密度がうっすい家電量販店、彼女を乗せたコンパクトカーの車内、うらびれているが照明はキツいホテル、整備された住宅街…などでトレンドど真ん中のオシャレ人間がいたらどうなるか。答えは浮く。なぜなら背景に溶け込めていないから。大学構内ではないから。心斎橋や河原町や元町ではないから。ストリートじゃないから。シュプリームやリーボックやアークテリクスやシャネルやカルバンクラインディーゼルは日本の田舎で身につけるためには作られていない。だから見るからに不自然でチグハグな印象を与える。カントリーにはカントリーに適したファクターが必要なのだ。たとえばそうアメカジ系のような。「労働者です」というファクターは田舎にマッチする。「スーツ着て深夜まで残業?嘘でしょ。定時で帰んないとサーフィンとかスキーのメンテできないじゃん。休みまでにバイクの修理出来ないじゃん。いつ修理してんの?」という余裕こそがカントリーのムードなのだ。(そんなことないんだけどね…もっというと俺無職だし)

 

そういう意味で、ネットに数多ある「社会人のファッションはこれで決まり!」「大学生に送る、本当に使えるアイテムベストn(nは0を除く自然数)」は大間違いであり、正しくは「東京にいる貧乏なオノボリさん社会人のファッションはこれで決まり!」や「東京にいる貧乏なオノボリさん大学生に送るアイテムベストn」となるはずである。これは服のブランドをいっぱい知っていたり高い服を所有しているあるいは所有することに興味があるだけで自分をファッション上級者だと勘違いしているアフィリエイト屋さんが問題なだけで君は悪くないぞ。ただそういうのはフェイクなので、信用しない方がいい。

 

あんまり関係なくなっちゃった。田舎でバリバリにキメても悪目立ちするだけだよという話だった。抜くべきところは抜く。毎日毎日気合い入れすぎてるのは見てて疲れる。

クロックスを履いて外出しよう

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10年ほど前だかにクロックス、およびクロックス型のパチモンが爆発的な速度で普及していき、猫も杓子もイージーサンダルみたいな風潮は今も続いている。その流れの中にKEENとかTEVAみたいなちゃんとしたイケてるスポーツサンダルもジリジリと力をつけてきたがクロックスの「みんな履いてる」感には足元にも及んでいない。スポーツサンダルはあくまで白ソックスと組み合わせてハズシ感を演出するオシャレアイテム、及びアウトドアマンのガチ感の域を出ないのはやはり値段の問題か。

 

そもそも足元軽やか通気性爽やかというのは日本のかつてのキックスが草鞋や下駄だったことを考えると至極真っ当で、さらに着流しや浴衣のようなビッグシルエットでリラックスなムードがスタンダードだったことを考えると、ドン・キホーテにオーバーサイズのスポーツミックス+キャラ物健康サンダルで集結するのはむしろ和の心、粋の概念をしっかり受け継いだ純日本人なのではないか。

 

サンダルで外出しても良いのは上記のような粋な若者かソーシャルネットワークジェシー・アイゼンバーグみたいなきっついギークくらいだと思っていた。良い年した大人はしっかり足元見られないようにそれなりの靴を身に着けなければならないと。それが今揺らいでるんだよな。クロックスで外出してる人、多い。

 

最寄りのコンビニとかならいいんじゃない?そういう用途のものだろうし。でも電車や車を経由するのにクロックスはなんか適していない。みすぼらしい。さっきハタチになりましたみたいな若者から結構立場ありそうな大人までもうちょっと足元に気を使わなくて良いのかと、そう思う。

 

なんでこんなに不満があるのかってそりゃ「クロックスで外出しても良い」というなあなあ的合意が何処かでされており、それは絶対クラスの人気者が「今日ちょっとカノジョの家から来ちゃったんだよねw」みたいな朝帰りモードで昨日と同じ服装にクロックス履いて大学に現れたのを取り巻きが真似し始めたとかそういう経緯に違いないからだ。いつだって流行りは人気者から伝播する。人気者のコピーになりたい取り巻き。人気者の真似をしておけばオーケーみたいな空気感。お前らもうちょっと考えるとかそういうことはしたことあるのか。

 

wear.jp

 

そういうウェーって感じの経緯を経てクロックスのムーブは現在カーストのまあまあ下層まで到達した。下層っていうのは粋な若者やきっついギークのような完全アウトサイダーまでいかない、割と常識的なイケてない集団。おい、お前ら、人気者の真似なんかして楽しいのか?お前らが真似しても向こうはどの女抱くかしか考えてないんだぞ?このクロックスのムーブに「あ、クロックスありなんだ」みたいに簡単に乗っかるの、人気者に仰向けで尻尾振ってるようなもんだぞ?「そんなこと言ったってさあサンダルにスウェットって楽なんだもん」お前みたいな終わってる人間がビシッとしてないと本当に終わるぞ。

 

トレンドにとりあえず乗ってみる、トレンドに乗っておけばとりあえず大丈夫みたいなのはそういう意味で反対である。とりあえず乗るから向こうがつけあがる。お前は負け組である自覚はちゃんとあるか?クロックスを捨てろ。ドクターマーチンを履け。レッドウィングを履け。エンジニアブーツでクロックスなんか踏みつけろ。

そんなに好きではないけどおもしろかった映画と、そんなにおもしろくなかったけど好きな映画 『シング』と『チアダン』

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付き合う前のデートくらいの気持ちで映画を見に行くときにチョイスするのは大体ディズニーだ。なぜならハズレが極端に少ないから。そんなディズニーはかなりポリティカルなコレクトを気にしており見ている最中にストレスを感じることがほとんどない。つまりヘイトが貯まるキャラクターがあまりいない。仮にいたとしても敵役だ。平和そのもの。安心して見れる。

 

シングは違う。シングチームが揃ったポスターは愛らしい動物の楽しげな感じだけど、この内半分は犯罪者だからな。みんなワガママで、自分のやりたいことのために本来自分がすべき役割を放棄したり他人に迷惑をかけたりする。けどそれって何が悪いの?というのがテーマにもなってくる。人の目なんか気にせず、迷惑なんて顧みず、やりたいことやるから、エンターテインメントだろ?

 

で、最後にショーが始まるわけだけど、まんまと泣かされた。そりゃ泣くよ。それまでの伏線、フラストレーション、モヤモヤが3分ちょっとの各曲で一気に解消されんだぜ?泣くに決まってるって。

 

ただ、目が肥えちゃうってのは不幸なことで、どうしても『ズートピア』とかみたいな”人間以外が人間みたいな動きをする”映画と比べてしまうと、表情やキャラデザなんか、いまいちピンとこないところも多い。リアクションの大部分がアメリカのコメディタッチな大味のものだったり、どうしても夢中になれなかった。『ローグワン』のノッポのロボットの方がよっぽど親近感あった。

ディズニーじゃないが故に面白く感じ、ディズニーじゃないが故に肝心な部分でもう一歩!と、そういう感じ。

 

 

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シン・ゴジラはひっくり返るほどおもしろかった。君の名はも、俺はわかんなかったけどこれは流行るだろうなとは思った。なんだ邦画、レベル上がってんじゃん。今まで偏見であんま観てなかったけどいっちょ行くか、『チアダン』。

 

以下は劇中の「どうなの?」と思った箇所である。

・人間の座標がバグっている(誰かが歩いてるとたまたま重要な話をしている場面に遭遇、みたいなことが頻出)

・エモーショナルになると叫ぶか走るかの二択

・え?2017年にその演出?頻出(みんなで仰向けに寝転ぶとか練習モンタージュとか変な効果音とか)

・説明シーン長すぎ退屈すぎ

・まいんちゃんのダンスは見てるこっちが恥ずかしくなる

・フクイコールもこっちが恥ずかしくなる

・女の子のガチ口論、下手なマウンティングとかよりよっぽど怖かった

バレリーナ、なんだったの?

 

…これ終わんねえな。

とにかく粗を探そうと思えば無限に出てくる、俺が思い浮かべる「よくある邦画」だったのだ。しかしこの映画のコアはそういうみみっちい映画論とは全く別のところにあった。

出ている役者がかわいいから観るという概念が理解できたというか、「演技してます!私!」っていう役者の魅力がなんか理解できたかもしれない。今までは役者って若くて美形で注目されるのが好きなワタシ・オレな感じのいけ好かないやつがやってると思って、それが日本人だとどうもテレビなんかで演技してない姿もよく見る分、「うわあ…あの自信満々の顔、見てらんねえよ…」ってのがあったからなんとなくわざわざ見に行くことはなかったのだ。

いやーそんなことなかったよ。それぞれの役割をきちんと全うしてるし、コメディな部分も器用に全力でやってたし、すげーじゃん役者。福井弁も、あんなダサい言語をよくこんなに全力でやれるなと思った。俺は福井県民だが、全然違和感なかったし、全国区でこんなにやっちゃっていいの?ってぐらい福井弁だった。

というか出来上がった建築はガタガタのひどい有様だったけど、役者の土台があったから最後まで観れたというか。映画のテーマがそうだけど、応援したくなるというか。やってんなあ、頑張れよ、って感じ。ただ、こっちは正直オススメしない。演技にハマれなかったら苦痛地獄だと思う。

 

 

好きな映画とおもしろい映画は違うっていうのは昔からよく考えてて、何が原因かわからなかったけど、最近見たこの2本で「キャラクターへの入れ込み」ってのは重要なファクターとしてあるんだなとわかった。パーツだけで見るとクソつまんねー邦画とかドラマに異様なチャーミングさを感じることがたまにあったんだけど、「キャラクターへの入れ込み」だったのかと今にして思う。

服屋の店員に話しかけられるのが嫌いなヤツは古着屋行こうぜ

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服屋に言った際、店員がやたら話しかけてくるのはやめてほしい、できれば一生服をたたみ続けていて欲しいと思っている人は多いだろう。俺もそう思っている。だからこそ人間はユニクロに行き、逆に敷居が高そうなガラス張りコンクリ打ちっぱの店にいかなくなる。それがダサ人間を排除するための戦略なら効果覿面である。ダサ人間はユニクロに行き、普通を手に入れる。そうじゃない人間はめんどくさい店員をやり過ごすクエストをクリアしてイケてる量産を手に入れる。金持ちはコンクリ打ちっぱに行って金を積んで高級品を手に入れる。女と同じだね。きっちり区別された平和な世界。

 

 

そういう人に朗報だ。古着屋に行こう。

 

古着屋は基本、買い取った服の査定や荷出し、在庫管理など膨大な量の仕事に追われているので客の相手をしている時間はない。(見た感じの想像で言っている)

また、商品の入れ替わりが激しく単価も低いので特定の商品をプッシュしてくるということもない。(完全に想像で言っている)

なので客は基本放置されており、ちょっと傷んだ服をおおっぴらに広げたり気に入るまで試着したり値段を堂々と見ることができる。コソコソ値札を確認してはそーっと元に戻す一連の行為はしなくていいのである。

 

 

なに?他人が来た服は不潔だから着たくない?

 

ハイ出た童貞。事実の話をしているんじゃないぞ?精神性が童貞ということだ。

新品がいいとか言い出すんだろ?「一度他人を経由したものは嫌です」と。潔癖症もいい加減にしとけよ。

女性がちょっとやさぐれているからってなんだ。そこは問題じゃないだろ。

例えばこういう、

「なんかねーあーし(わたしをこう発音している)高校卒業してすぐの頃好きなセンパイがいてねー、で飲み会あったときに向こうがなんかそういう雰囲気出すわけじゃん?こっちビッグチャンス到来!って感じじゃん?でも向こうはカノジョいてあーしとは遊びだったんだよねー。いや、わかってたよ?わかんないわけないじゃん?でもしょうがないじゃん?でも向こうは全然あーしのこと見てくれてなくてただの遊びだったんだよね。そっからどーもね。臆病になってんのかなー?そういうつもり無いんだけどねー。なんだっけ?彼氏の話?浮いた話は最近ないんです。ハイ」

で、ハイボールをグイッ。

そんなん優しく抱きしめるしかないだろ?

そういうことである。

 

 

服の話だった。

質のいい生地裁断裁縫でできている服は多少くたびれても全く問題ないし、むしろ生地のハリや革の固さがとれて体にフィットしやすかったりするのだ。そういうのを手厚く手入れして、適切にケアしてやれば元々他人の物だったなんていう意識はすぐになくなる。

そういうふうにして何回か体を合わせた後、

「ねえ…。君とは一緒にいて楽しいしさ、色々優しくしてくれるしさ。この前も仕事でちょっと傷ついたときに一晩中なぐさめてくれたじゃん?正直ちょっと頼りがいあんなって思ったよ。フフ、ありがと。でもさ、一つだけ聞いていい?

 

あーしたちって…付き合ってんの?」

 

 

 

 

…え、当然だろ?違ったの?付き合ってるに決まってるだろ!!何言ってんだ!

 

 

 

 

 

「ホント…?ウン、よかった…。エヘ、なんかゴメンね…。じゃーあ、あーしのこと、好きって言って?」

 

てなもんである。

だからあなたも古着屋に行ってちょっとやさぐれた女の子をしっかり抱きしめてあげよう。ちょっとでも気に入ったんだからトコトン付き合ってやれよ。

 

 

 

あ、でもユニクロの中古品はやめとけよ。

一見まともそうに見えるけど、あれ、誰にでも合うだけで中身はスカスカだから。

 

【丁寧な暮らし】社会人ミニマリストがおすすめする本当に使えるアイテム5選【シンプルライフ】

何もない部屋からこんばんは。

 

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どうも、ミニマリストです。

 

 

実は最近ブログって私の生活に必要ないんじゃないかと思っています。

でも私のような洗練された生活を送っている人間がどんなモノを持っているかを紹介する場ってあまりないんですよね。

なので、無知な皆さんへミニマリズムを啓蒙するために私の貴重な時間を使おうかなと思います。

 

 

 

今回は本当のシンプルライフのためにオススメするアイテム5選です。

私くらいはそのへんのフェイクミニマリストと違って、グダグダ講釈を垂れたり近況を報告する時間すら無駄に思えてしまうのでさっそくいきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

第5位:THE NORTH FACE PURPLE LABEL / COOLMAX(R) Pack Sox

着用期間3年

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あなたは3年履いても破けない靴下を知っていますか?

これがそれです。

 

試しに購入して

 

クールマックス配合で夏でも冬でもサラリと快適

・それでいて厚さがあり長時間歩いても疲れない

・とにかく丈夫でリブもへたらないし擦り切れたりもしない

 

という事がわかり、ミニマリストの私は持っていた他の靴下を全部捨てました

また、これ以降買い足してもいません。だってこの一足で充分なんですから。

 

理解できない人がいたらごめんなさい、ミニマリズムってこういうことなんです(笑)

 

 

 

第4位:A.P.C PETIT STANDARD

着用期間2週間

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このジーンズの何がスゴイかというとブランドが洗濯しないことを推奨していることです。

洗わなくていいということは毎日このパンツを履けるということ…つまり他のパンツを全部捨てれるじゃないですか!

やった!最高ゥーーーー!!!!!捨てるぞ捨てるゾーッポポポッポポポオオォォォォォ!!!!

と思い少々値は張りましたが購入しました。

 

最初は本当に洗濯しなくてもいいのかなと疑っていましたが、現在本当に問題ないことがわかってきたので下着とパンツは全部捨てました。

捨てるって素晴らしい…持たない暮らし…シンプルライフ…あ〜出ちゃいそう。何かが。

 

 

 

 

第3位:Omega Pacific Link Cam

 使用期間4年

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私の場合クライミングは手段であり目的ではないので、ギアは少しでも減らしたいところ。

そんな時このカムを見つけてしまい、つい購入してしまいました。ミニマリストが聞いて呆れますね(笑)

しかしこの衝動買いは大正解でした。まず剛性が申し分なく、頻繁に使っていないことを差し引いてもまだ一度もワイヤーが切れていないのはすごくないですか?

そしてこのカムの目玉がこちら。

 

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このように3段階のレンジを設けることにより、クラックのサイズに対応できるのです!スゴクないですか?

今までカムは6個ほど持っていましたが、たった2つでカバーできることがわかったので、もちろん捨てました。

 

 

第2位:Tシャツ

着用期間13年

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ユナイテッドアスレというメーカーのお土産用プリントシャツです。

いままでTシャツは色々着てきましたがどれも平均的な寿命は1年ほど。破けて捨てたり飽きて売ったりと入れ替わりの激しいアイテムでした。

その中でこのシャツは13年の年月を経ても、経年変化こそありますが大きくヨレもしていません。

長い着用に耐えるタフさ。ミニマリストにとっての絶対条件ですね。

「I LOVE DAZAI」「Man was born for love and revolution」などのパンチラインが並んでいるプリント部もお気に入りです(笑)

 

え?

 

そんなダサTとしても笑えないようなマジのダサいシャツ真っ先に捨てろって?

 

 

 

 

それはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜなら亡くなったおじいちゃんのお土産で唯一残っているものだからです…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツヨシはすぐ物を捨てるからなあ」

 

おじいちゃんはよく言っていました。

 

「お前いつも着るものに困っているだろ?」

 

おじいちゃんは私のミニマリズムをよく理解もしないで、ことあるごとに私に服をくれました。

 

「おじいちゃん、ありがとう」

 

私はそれらをいつも引きつった笑顔で受け取りました。

そして数回着ては捨てていました。

 

 

おじいちゃんがこのシャツを買ってきたのは、青森の太宰治記念館「斜陽館」へ旅行に行ったときのことでした。

そのときおじいちゃんは病状も悪化しており、「これが最後のおみやげになるかな、なんつって、ヘヘ」と言って渡してくれました。

私は引きつった笑顔を浮かべるのが精一杯でした。

 

 

 

 

 

おじいちゃんは晩年、4人部屋の病室でいつもちょっと居心地悪そうに寝ていました。

私はお見舞いに行くたびに「テレビっていらなくね?ワンチャン捨てるしか」とか言い出すので病院を出禁になっていました。

おじいちゃんをあまり看病できなかったことは私の中でいまでも心残りなのです。

 

 

 

おじいちゃんは今際の際で私に言いました。

 

「いいか、ツヨシ。モノは大切にしろよ…簡単に捨ちゃイカンぞ…」

 

おじいちゃん…

 

 

 

 

俺、ミニマリストやめるよ…。

 

なんでもかんでも捨てるのも。

 

「持たない」とか言いながら次々いろんなもの買うことも。

 

「いらない」とか言いながら人にモノを紹介することも。

 

「シンプル」とか言いながら矛盾だらけのブログを書くことも。

 

「丁寧」とか言いながら広告をメチャメチャに貼ることも。

 

俺、もう”モノはいらないけど金は欲しい”でおなじみのミニマリストはやめるから…。

 

安心して休んでね…おじいちゃん。

 

 

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第1位:数珠

 

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フィールドパーカー リペア失敗の巻

リペアは成功する時と失敗する時があり、今回は失敗した。別に取り返しがつかない類の物でもないので自分の意識から失敗したという事実をなかったことにするという裏技を使いたいと思う。芝居の黒子を無視する技と要領は同じである。これを応用すると扇子と手ぬぐいだけで蕎麦屋に行けるようにもなる。

 

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ビフォー。古着屋で見つけたフィールドパーカー。袖が。

 

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バックリ切れているが着ていて問題はない。しかしやや袖丈が長く、萌え袖っぽくなってしまう。セカイノオワリキッズのように。

 

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刃を入れていきましょう。

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糸自体が結構もう無理という具合で簡単にブチブチ裂けていく。どうあがいてもボロボロなので適当に切っていく。清潔感がないという時点で女性からの評価を気にしていないことになる。そんなことはないぞ。そんなことないハズなんだけど…

 

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一周切った。前の持ち主はどこでこれだけ擦ったのか。リストカットをする部分に結構なダメージが。逆側はしっかりつながっているのに。

 

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切り離し。

 

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両手とも。

 

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時間が飛んで、出来です。

 

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機能の上では問題ない。

 

 

何が問題か。袖の折り返し幅である。

ステッチの位置が狭すぎたというか。ミリタリーの感じはもっと大雑把に幅を取って真っ直ぐ折り返して、垂直でズバッといく、そんなイメージ。細かいバランスや微妙なニュアンスはさておき、高速生産できるか・簡単リペアできるかというファクターが重要になるわけだけど、今回はぼんやりしていたら折り返し幅メッチャ狭もなってもたやん。ステッチの色も変ではないがちょっと目立つし。テキトーに直した感は否めない。

 

今回は頭の中の完成イメージが全くできていなかった。どのシーンで着るか、どのアイテムと合わせるか、どの方向性で行くか。糸の色、ボタンの形状は合っているか、など。まあいつもそんなの考えてないんだけど。

ミリタリーの雰囲気・空気感として、無骨、匿名性、生産者目線、道具としての服、くらいを頭の片隅においておけばもうちょっとやりようがあったのに…ウゥ…

さておき擦り切れは直ったし袖もジャストになったので課題はクリア。グッバイセカイノオワリキッズ。もう一回バラしてやり直しなんてまっぴらゴメンだ面倒臭すぎる。